子どもは、絵本からたくさんのことを学びます。そのため情操教育として絵本を与えている方も多くいらっしゃいますが、絵本を読ませることでどういった効果を期待することができるのでしょう。こちらでは、絵本が持つ役割をご紹介しています。
言葉を覚える
子どもの聴覚は、言葉の意味は分からなくてもリズムや音の抑揚などでちゃんとした言葉とそれ以外の音を聞き分けることができます。そのため、繰り返し絵本を読んであげることで、言葉を覚えることができるのです。パパやママなどの聞き慣れた声で絵本を読み聞かせてあげれば、より伝わりやすくなるでしょう。幼いときに聞いた言葉というのは、その人の言語の基礎となるので、きちんとした絵本を選びたいものです。
生活習慣を覚える
絵本には、簡単に生活習慣がわかる内容も多くあります。例えば、朝の挨拶や歯磨き、着替えなど、こういった生活習慣をテーマにした絵本を読み聞かせてあげることで、生活習慣を自然と覚えることができます。イラストで伝えることができるのでとても解りやすく、想像しながら覚えることができるのです。口で教えることが難しく、何度繰り返し注意しても覚えてくれないのであれば、絵本の力を頼るのもいいでしょう。
本が好きになる
言葉が分かるようになると、自分で読んでみたいと思うようになるものです。1人で絵本が読めたということは子どもの自信にも繋がりますし、さらに色々な本に興味をしめすようになるでしょう。そうすると、語彙力や表現力も上がっていきます。字を読むことの楽しさに気づくことができるため、学習能力の発達にも期待できるでしょう。
友達付き合いを覚える
子どもにとって友達との付き合いは、社会生活への大切な一歩となります。まだ自分の感情を上手くコントロールすることのできない子どもは、友達とケンカをしたり、叩いてしまったりすることもあるでしょう。こういったときに絵本を読み聞かせてあげることで、相手の気持ちを考える力を身につけることができます。自分のことだけではなく、相手の気持ちも考えることができる力というのは、子どもにとっては大きな成長となるのです。
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